レイ・ブラッドベリ著作リスト

Bibliography

1947

Dark Carnival*

黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)

「黒いカーニバル」伊藤典夫訳 ハヤカワSFシリーズ 1972/ハヤカワ文庫 1976

1950

The Martian Chronicles*

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)

「火星人記録」斎藤静江訳 元々社(最新科学小説全集) 1956
「火星年代記」小笠原豊樹訳 ハヤカワSFシリーズ 1963/ハヤカワ文庫 1976
火星への最初の探検隊は一人も帰還しなかった。火星人が探検隊を、彼らなりのやりかたでもてなしたからだ。つづく二度の探検隊も同じ運命をたどる。それでも人類は怒涛のように火星へと押し寄せた。やがて火星には地球人の町がつぎつぎに建設され、いっぽう火星人は…幻想の魔術師が、火星を舞台にオムニバス短篇で抒情豊かに謳いあげたSF史上に燦然と輝く永遠の記念碑。著者の序文と2短篇を新たに加えた新版登場。
野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』

1951

The Illustrated Man*

刺青の男 (ハヤカワ文庫 NV 111)

「刺青の男」小笠原豊樹訳 ハヤカワSFシリーズ 1960/ハヤカワ文庫 1976
Movie「いれずみの男」The Illustrated Man, 1968(米)
監督:ジャック・スマイト、出演:ロッド・スタイガー、クレア・ブルーム、ロバート・ドライヴァス

1953

Fahrenheit 451

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

「華氏四五一度」南井慶二訳 元々社(最新科学小説全集) 1956
「華氏451度」宇野利泰訳 ハヤカワSFシリーズ 1964/ハヤカワ文庫 1975/2008
焚書官モンターグの仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払うことだった。本は忌むべき禁制品とされていたのだ。人々は耳にはめた超小型ラジオや大画面テレビを通して与えられるものを無条件に受けいれ、本なしで満足に暮らしていた。だが、ふとした拍子に本を手にしたことから、モンターグの人生は大きく変わってゆく―SFの抒情詩人が、持てるかぎりの感受性と叡智をこめて現代文明を諷刺した不朽の名作。
華氏451 [DVD] Movie「華氏451」Fahrenheit 451, 1966(英=仏)
監督:フランソワ・トリュフォー、出演:オスカー・ウェルナー、ジュリー・クリスティ、シリル・キューザック

The Golden Apples of the Sun*

太陽の黄金の林檎 (ハヤカワ文庫NV)

「太陽の黄金の林檎」小笠原豊樹訳 ハヤカワSFシリーズ 1962/ハヤカワ文庫 1976
冷えきった地球を救うために太陽から“火”をもち帰ろうとする宇宙船を描いた表題作「太陽の黄金の林檎」。灯台の霧笛の音を仲間の声だと思い、毎年海の底から現われる古代生物の悲哀をつづった「霧笛」。タイム・トラベルがはらむ危険性を鋭く衝いた「サウンド・オブ・サンダー(雷のような音)」など、SFの叙情詩人と呼ばれる巨匠の幻想と詩情にあふれる短篇集。ジョゼフ・ムニャーニによる幻想的なイラストも収録。

1955

The October Country*

10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

「十月はたそがれの国」宇野利泰訳 創元推理文庫 1965
ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集。後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。ジョー・マグナイニの挿絵十二枚を付す決定版。

Switch on the Night**

夜のスイッチ

「夜をつけよう」今江祥智訳 BL出版 1998
「夜のスイッチ」北山克彦訳 晶文社 2008
夜がきらいな男の子がいた。夜には家中の明かりをつけ、好きなのは太陽だけ。だから夜はひとりぽっちで孤独だった。そこへ〈ダーク〉と名乗る少女が現れて、「〈夜〉にひきあわせてあげるわ」という・・・。ブラッドベリならではの幻想世界に子どもの気持ちが重なり、暗闇への恐怖を開放する。1955年刊行時のマデリン・ゲキエアの絵による味わい深い絵本。

1957

Dandelion Wine

たんぽぽのお酒 (ベスト版文学のおくりもの)

「たんぽぽのお酒」北山克彦訳 晶文社 1971/1997
輝く夏の陽ざしのなか、12歳の少年ダグラスはそよ風にのって走る。その多感な心にきざまれる数々の不思議な事件と黄金の夢…。夏のはじめに仕込んだタンポポのお酒一壜一壜にこめられた、少年の愛と孤独と夢と成長の物語。「イメージの魔術師」ブラッドベリがおくる少年ファンタジーの永遠の名作。

1959

A Medicine for Melancholy*

メランコリイの妙薬 (異色作家短篇集)

「メランコリイの妙薬」吉田誠一訳 早川書房 1961/1974/2006

The Day It Rained Forever*

1962

Something Wicked This Way Comes

何かが道をやってくる (創元SF文庫)

「何かが道をやってくる」大久保康雄訳 創元推理文庫 1964
ある年の万聖節前夜、ジムとウィルの十三歳の二少年は、一夜のうちに永久に子供ではなくなった。カーニバルの騒音の中で回転木馬の進行につれて、時間は現在から未来へ過去から未来へと変わり、魔女や恐竜の徘徊する悪夢のような世界が展開する。SF界の抒情詩人が世に問う絶妙なリズム。ポオの衣鉢をつぐ一大ファンタジー。

R is for Rocket*

ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)

「ウは宇宙船のウ」大西尹明訳 創元推理文庫 1968/創元SF文庫 2006
幻想と叙情の詩人ブラッドベリの魔法の力で、読者はこの世には見えないものを見せられ、触れられないものに触れることができる。読者は、あるときは太古の昔に誘なわれ、またあるときは突如として未来の果てまで運ばれてゆく。「太陽の金色のりんご」「霜と炎」「霧笛」など、ブラッドベリ自身が16編を自選した珠玉の短編集。

The Small Assassin*
Burgess Meredith Reads Ray Bradbury*

1963

The Anthem Sprinters and Other Antics*

1964

The Machineries of Joy*

よろこびの機械 (ハヤカワ文庫 NV 112)

「よろこびの機械」吉田誠一訳 ハヤカワSFシリーズ 1966/ハヤカワ文庫 1976

1965

The Autumn People*
The Vintage Bradbury*

万華鏡―ブラッドベリ自選傑作短編集 (サンリオSF文庫)

「万華鏡」川本三郎訳 サンリオSF文庫 1978
航行中の宇宙船が、事故で破裂した。乗組員たちは、宇宙空間に投げだされ、離ればなれに漂流しはじめた。やがてやってくる緩慢な死。それも確実にやってくる死に向かって遠ざかっていく。それぞれの人生が終わろうとするとき、心残りな思いが、まるで万華鏡のように頭の中を駆けめぐる…。表題作をはじめ23編の珠玉の短編を収録した本書は、SFの抒情詩人レイ・ブラッドベリの不思議に美しい恐怖の世界が、いま、ここで満開となっている。

1966

S is for Space*

スは宇宙(スペース)のス (創元SF文庫)

「スは宇宙のス」一ノ瀬直二訳 創元推理文庫 1971
――ヴェルヌはぼくの父親、ウェルズはぼくの賢明なる伯父さん、ポオは蝙蝠の翼をもった従兄弟、シェリー夫人はぼくの母親だったこともある。バローズやハガード、スティーヴンスンの小説をむさぼり読んだ少年の日のぼく――。幻想と抒情のSF詩人が、読者を幼年時代へ、怪異な夢魔の息づく不可思議な世界へと誘う珠玉短編16編。

Tomorrow Midnight*

1969

I Sing The Body Electric*

歌おう、感電するほどの喜びを! (ハヤカワ文庫NV)

「キリマンジャロ・マシーン」伊藤典夫ほか訳 早川書房 1981/ハヤカワ文庫 1989
「歌おう、感電するほどの喜びを!」伊藤典夫ほか訳 ハヤカワ文庫 1989
母さんを失くした、ぼくたちの家に、魔法のようにやってきた電子おばあさん。料理の腕は最高で、凧をあげれば天まで届く。暗く沈んだ我が家の空気も、元のように明るくなった。でも姉のアガサだけは、どうしてもおばあさんに心を開こうとせず…。子守りロボットと子供たちとの心暖まる交流を描く表題作ほか、願いが何でもかなう火星の都市を訪れた地球人たちの不思議な体験「火星の失われた都」、ディケンズと名乗る奇妙な男と少年のひと夏の物語「ニコラス・ニックルピーの友はわが友」など、ブラッドベリが優しく歌いあげる珠玉の短篇集。
「ブラッドベリは歌う」中村保男訳 サンリオSF文庫 1984

1972

The Halloween Tree

ハロウィーンがやってきた (ベスト版 文学のおくりもの)

「ハロウィーンがやって来た」伊藤典夫訳 晶文社 1975/1997
ハロウィーン!子どもたちが待ちに待った不思議な祭りの夜。古代エジプトへ、パリへ、そしてメキシコへ…。伝説の怪人に導かれ、八人の少年は時をさかのぼる。生きることの喜びと恐れにめざめてゆく少年たちの夢と冒険を詩情ゆたかに描く心おどるファンタジー。

The Wonderful Ice Cream Suit, and Other Plays for Today, Tomorrow, and Beyond Tomorrow*

1973

When Elephants Last in the Dooryard Bloomed*

1975

Pillar of Fire and Other Plays*

火の柱 (1980年)

「火の柱」伊藤典夫訳 大和書房 1980

Ray Bradbury

1976

Long After Midnight*

とうに夜半を過ぎて (河出文庫)

「とうに夜半を過ぎて」小笠原豊樹訳 集英社 1978/集英社文庫 1982
海ぞいの断崖の木にぶらさがり揺れていた少女の死体を乗せて、闇の中をひた走る救急車が遭遇する不思議な恐怖を描く表題作ほか、SFの詩人が贈る、とっておきの21編。

1977

Where Robot Mice and Robot Men Run Round in Robot Towns

1979

The Fog Horn & Other Stories*
This Attic Where the Meadow Greens:
To Sing Strange Songs*

1980

The Stories of Ray Bradbury*

1981

The Haunted Computer and the Android Pope*
The Fog Horn and Other Stories*
Long After Midnight and Other Stories*

1982

The Complete Poems of Ray Bradbury:

1983

Dinosaur Tales*

恐竜物語 (新潮文庫)

「恐竜物語」伊藤典夫訳 新潮文庫 1984

1984

A Memory of Murder*

悪夢のカーニバル (徳間文庫)

「悪夢のカーニバル」仁賀克雄訳 徳間文庫 1985

1985

Death is a Lonely Business

死ぬときはひとりぼっち

「死ぬときはひとりぼっち」小笠原豊樹訳 サンケイ出版 1986/扶桑社ミステリー 1988
静かな叙情で都会の憂愁を綴る。ブラッドベリの名作ミステリ。

1987

Death Has Lost Its Charm for Me*

1988

The Toynbee Convector*

二人がここにいる不思議 (新潮文庫)

「二人がここにいる不思議」伊藤典夫訳 新潮文庫 2000
太めと痩せのカップルの、出会いと別れと再会の物語「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」、天国まで自慢のワインを持って行こうとする呑んべえ領主に抗して村人たちが考えた作戦が意表をつく「ご領主に乾杯、別れに乾杯!」など、23編のジンワリいい話を集めた待望の短編集。ちぐはぐな会話としんみりした読後感が楽しい表題作は、今は亡き両親をレストランに招待した男の話。

1990

A Graveyard for Lunatics

黄泉からの旅人

「黄泉からの旅人」日暮雅通訳 福武書店 1994
ハロウィーンの夜。映画スタジオと隣り合う墓地。夢の都。死の都。出没する死者。跳梁する怪物。秘密の地下道。謎が探偵小説作家を惑わせる。長きにわたって入手困難だった謎と怪奇の物語、待望の復刊。

1991

Dark They Were and Golden-Eyed*
On Stage: A Chrestomathy of His Plays*

1992

Green Shadows, White Whale

緑の影、白い鯨

「緑の影、白い鯨」川本三郎訳 筑摩書房 2007
破天荒な映画監督J・ヒューストンに、そして「白鯨」に翻弄された若き日のブラッドベリ。緑の島アイルランドを舞台に繰り広げられる自伝的長編小説。

1996

Quicker Than the Eye*

瞬きよりも速く (ハヤカワ文庫NV)

「瞬きよりも速く」伊藤典夫/村上博基/風間賢二訳 早川書房 1999/ハヤカワ文庫 2007
ある夏の夜、マジック・ショーの舞台でわたしは見た。自分そっくりの男が、身につけた物を目にも止まらぬ早業で、女魔術師に次々と奪われるのを。だが、その男は…奇妙な出来事をシニカルに描いた表題作「瞬きよりも速く」をはじめ、夜ごと庭に現われる若い女への揺れる心情をつづる「芝生で泣いてる女」、三人の偉大な作家に捧げるレクイエム「最後の秘跡」など21の短篇を収録。幻想の魔術師が贈る詩情に満ちた傑作集。

1997

Driving Blind*

バビロン行きの夜行列車

「バビロン行きの夜行列車」金原瑞人/野原佳織訳 角川春樹事務所 1998
あれは、幻の風景だったのか?懐かしい記憶をたどっていくと、そこには不思議な世界が待っている。物語の魔術師レイ・ブラッドベリが贈る待望の最新小説。

2001

From the Dust Returned

塵よりよみがえり (河出文庫)

「塵よりよみがえり」中村融訳 河出書房新社 2002
小高い丘に建つ一軒の屋敷。住む者は、ミイラのおばあちゃん、心を自由に飛ばす魔女セシー、鏡に映らない夫婦、たったひとりの人間の子ティモシー。いまここで、魔力をもつ一族の集会がはじまる。そして、何かが変わる日もまた近い…ファンタジーの巨匠が五十五年の歳月をかけて完成させた、とても特別な物語。

One More for the Road*

社交ダンスが終った夜に (新潮文庫)

「社交ダンスが終った夜に」伊藤典夫訳 新潮文庫 2008
深夜の路面電車に乗り合わせた男女の会話は、やがて不思議な結末へと…ふわりとした余韻を残す表題作のほか、急場しのぎにでっち上げ、リールの順番さえ間違えて上映した映画がベネチアでグランプリを受賞してしまう「ドラゴン真夜中に踊る」、ゴルフ場で偶然知り合った同名の老人の過去と自分の過去が、徐々に混じりあっていく「19番」など、いずれも“SFの抒情詩人”ならではの25編。

A Chapbook for Burnt-Out Priests, Rabbis and Ministers*

2002

Let's All Kill Constance

さよなら、コンスタンス

「さよなら、コンスタンス」越前敏弥訳 文藝春秋 2005
死者の名を刻む手帳。失踪した女優。連続する謎の死。隠棲する新聞蒐集家。闇に閉ざされた映画館の小部屋。嘆く神父。雨に沈む納骨堂。街の地下を吹きぬける雨の匂い。さまよう探偵小説作家。夜の抒情と都市の憂愁をこめて巨匠が贈る最新長篇小説。

2003

It Came from Outer Space*
Bradbury Stories: 100 of His Most Celebrated Tales*

2004

The Cat's Pajamas*

猫のパジャマ

「猫のパジャマ」中村融訳 河出書房新社 2008
夜の道路で猫を拾った男女をめぐる不思議なラブストーリーにして、極上の猫小説「猫のパジャマ」をはじめ、少年のひと夏の思い出、訪ねてくるはずの人を待つ老婆の心の動き、異星人の目から描かれるファースト・コンタクト、ルート66にあらわれた不思議な死体の謎…人生の一断面を切り取った切ないスケッチや、SF、奇譚など、ブラッドベリの魅力のすべてが詰まった傑作群。

2005

Forever and the Earth: Yesterday and Tomorrow Stories*

2006

Farewell Summer

さよなら僕の夏

「さよなら僕の夏」北山克彦訳 晶文社 2007
おかえり、ダグラス――。永遠の名作『たんぽぽのお酒』で描かれた、あの夏の日がよみがえる。あたらしい物語は一年後、夏の終わりにはじまる。子どもたちを支配する老人たちとの戦い、時計塔の爆破、はじめての異性への感情……。人生との和解を学びはじめた少年の心の揺らぎをあざやかに描いた、名手ブラッドベリによる少年文学の最高傑作。

Match to Flame: The Fictional Path to Fahrenheit 451

2007

Now and Forever*

永遠の夢

「永遠の夢」北山克彦訳 晶文社 2010
夢と詩にみちびかれ、記者カーディフは、アリゾナ州の小さな隠れ里サマートンに降りたった。不思議なことにそこでは子どもが遊ばず、住民のだれも年をとらない…魔法に魅せられながら、やがて崩壊する町の謎をさぐる中篇「どこかで楽隊が奏でている」。メルヴィルの「白鯨」における帆船を宇宙船に、白鯨を白い彗星におきかえて描かれた「2099年の巨鯨」では、乗組員たちが深宇宙へ飛びたち、運命、永遠、そして神そのものに接触する。半世紀を超える創作活動を経てなお、驚くべき壮大なヴィジョンを胸に抱きつづける巨匠レイ・ブラッドベリ。豊かで想像的な未発表の中編二作を収録。

Summer Morning, Summer Night*

2009

We'll Always Have Paris*
Marionettes, Inc.*
Bullet Trick*

2010

A Pleasure to Burn*

その他

The October Game and Other Stories

十月の旅人 (新潮文庫)

「十月の旅人」伊藤典夫訳 大和書房 1974/新潮文庫 1987
ノスタルジアと残酷、無邪気な童心と突如訪れる狂気―宇宙時代の散文詩人レイ・ブラッドベリの初期作品群から傑作のみを精選。妻への不信と愛への渇望に引き裂かれた男の惨劇「10月ゲーム」。何でも所有者の望む役割を果たす不可思議な装置「ドゥーダッド」。小惑星に不時着した男にしのび寄る不条理な恐怖「夢魔」。甘美で、そして冷たい詩情漂う10の佳編を収めた純文学風SF短編集。

The Piper

火星の笛吹き (ちくま文庫)

「火星の笛吹き」仁賀克雄訳 徳間書店 1979/徳間文庫 1984/ちくま文庫 1991
抒情と幻想の詩人、ブラッドベリはSFから怪奇、幻想小説まで、ジャンルにとらわれずに活躍している。“時の囚人”と呼ばれ、ガラスカプセルの振子に閉じ込められ、唯一の生存者となった青年の物語「振子」や、時間を止める能力を持つ青年のひき起こした悲劇「ホラーボッケンのジレンマ」(本邦初訳)など。若きブセッベリの処期スペースファンタジー20編。

Zen in the Art of Writing

ブラッドベリがやってくる―小説の愉快

「ブラッドベリがやってくる 小説の愉快」小川高義訳 晶文社 1996
SF・ファンタジー文学の巨星。自転車に乗った思索者。クリスマス・プレゼントにおもちゃを熱望する永遠の少年。―すなわちブラッドベリ。12歳でおもちゃのタイプライターを叩きはじめてから、1日1000語ずつ、30万語書きあげたころ、処女作『みずうみ』が生まれでた。ブラッドベリ、22歳。世界中の読者を魅了した『華氏451度』や『たんぽぽのお酒』は、いかにして書かれたか。少年時代という創作の源泉から、作品に命をあたえる一滴のエッセンスを抽出するには。愉快で真剣な小説作法を惜しげもなくあかし、書くことの喜びをうたいあげるファン必読の一冊。魅惑のエッセイに詩8編を付して、待望の初邦訳。

Yestermorrow: Obvious Answers to Impossible Futures

ブラッドベリはどこへゆく―未来の回廊

「ブラッドベリはどこへゆく 未来の回廊」小川高義訳 晶文社 1996
SFとは何か。いまだ建たない都市について、その歴史を書くこと―。アート。建築。科学。街づくり。ブラッドベリは、時間と空間、現実と空想のはざまを自在に飛びはねながら、未来へのコンセプトをさまざまな語りつづけてきた。科学技術とは、人間の願いをかたちづくる手の延長だ。ならば、とこんなお楽しみがひねりだされる。本好きなら卒倒しそうな魅惑の未来型書店。蝶番やトンカチに目がない人のための、最先端DIY店。ぞんぶんに迷子気分を楽しめる、電気式大時間迷路…。天駆ける心を生涯もちつづけたディズニーや、ルネサンス美術の老大家ベレンソンらとの親しい交わりについても。少年の快活さとへこたれることのない夢が炸裂する、ダイナミックなエッセイ。およそ40年の集成を、大望の初邦訳。



Web Links

  1. オフィシャルサイト
  2. ウィキペディア
  3. Internet Speculative Fiction Database